没後100年「五姓田義松」特別展

 

|まるで大河ドラマの主人公!? 明治の洋画家・五姓田義松

日本人ではじめてフランスのサロンで入選を果たした画家をご存じでしょうか? 藤田嗣治? いえ、フジタが生まれるよりもさらに前、1855(安政2)年生まれの一人の青年画家がフランスへ渡り、サロンで入選を果たしています。五姓田義松、25歳です。

多くの方が、まず名前の読み方でつまずきそうな五姓田義松(1855〜1915)。「ごせだ・よしまつ」と、読みます。わずか10歳で英国人報道画家チャールズ・ワーグマンに入門。明治10年の第一回内国勧業博覧会に油彩画を出品し、最高賞を受賞。翌年には明治天皇の御巡幸に、画家として同行。さらに2年後、渡仏しサロンで入選。そして、イギリス、アメリカを巡りました。これが、驚くべきことに今から125年前の話です。まるで大河ドラマの主人公のように、劇的な人生。この五姓田の展覧会がこの秋、彼が暮らしていた横浜で開催されます。

|五姓田義松の超ド級展覧会に、専門家&アーティストも期待!

神奈川県立歴史博物館で開催される「五姓田義松 最後の天才」展は、歴史に埋もれた画家・五姓田義松の全貌を紹介する展覧会です。前・後期の展示替えで、出品点数は脅威の800点!建物が国の重要文化財・史跡にも指定されている歴史博物館で、文明開化の横浜から世界に羽ばたいた青年画家の画業をたどります。

|この期待の展覧会に、美術界の大御所も注目! 

この展覧会の会期中に、4回にわたって開かれるレクチャー講師陣の顔ぶれが、とても興味深いのです。第1回目のレクチャーを担当するのは、多くの美術書の著作で知られ、東京大学教授や国立西洋美術館館長の職を歴任し、文化勲章も受章した美術史界の重鎮・高階秀爾氏。

第2回目は、硬派な公務員研究者でありながら、ときには裃(かみしも)のコスプレで来館者をおもてなしする当館の名物学芸員・角田拓朗氏が担当。第3回目のレクチャーは、いまやテレビや新聞、雑誌でもひっぱりだこ、古美術から現代アートまでをユニークな視点と語り口で縦断する「日本美術応援団」の山下裕二氏。 そして最終回は、なんと現代美術家の小沢剛氏が登場します。野菜を組み合わせた機関銃の作品などで知られる。

3回のレクチャーが美術史の研究者であるのに対し、現代を生きるアーティストの視点から五姓田の実像に迫ります。没後100年目の五姓田とバーチャル対談するかも......という噂も!?

特別展 没後100年 五姓田義松 ─最後の天才─
会  期:2015年9月19日~11月8日
会  場:神奈川県立歴史博物館

URL:http://ch.kanagawa-museum.jp

本文は創造力を社会に生かすアートニュースサイトBitechoから引用させていただきました。
http://bitecho.me/2015/06/23_69.html

2016年10月02日