山田惣右衛門

山田惣右衛門 「蒼 天」(Heavens Goddess)

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裸婦の画家として注目され人気が高まっている。山田画伯の描く裸婦は美しさと品格、気高さで他を圧倒している。

山田画伯の作品を初めに目にしたとき大きな衝撃を感じた。その清らかな美しさと優美な裸婦像に心を強く打たれ、この画家の持つ天性の才能を直感した。

山田画伯の描く裸婦はどれも表面的な美のみならず、内面まで映し出し清らかで気品を有しています。これほど美しい裸婦像を描くことのできる画家はそう多くないと思います。

繊細で優麗な描線を特徴とし、さまざまな姿態と表情の女性美を追求した江戸の美人浮世絵師、喜多川歌麿にも通じる現代の浮世絵画家と思います。

裸婦にこだわり描く山田画伯。描く対象が何か具象か抽象は二次的なことであり、生まれ持った資質に加え、作家がこれまでに歩んできた人生感こそが最も重要なことと思います。

裸婦をテーマとしているものの単なる裸婦ではなくその奥にある「人間」そのものを描いているのです。

絵画の基本となる技術は修練によって巧くなっても、人に感動を与えられるかどうかは別のである。

一時の芸術指向に流されることなく、美における永遠のテーマでもある裸婦像を描き続ける山田画伯の作品にご期待ください。

 

2018年12月01日